68th 3-4 行灯製作記

68th 3-4 行灯製作記

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こんにちは!
大賞作品「瀬織津姫」を作成した3-4です。
これからの北高行灯行列の発展に少しでも役立てるよう、製作過程を中心に私達の最後の青春を書き残そうと思います。
どうぞご覧ください

目次

1.はじめに
2.構図
2ー1.構図
2ー2.柄・配色
2ー3.支柱
2ー4.紙粘土模型
2ー5.設計図
3.色塗り
3ー1.色塗り
3ー2.ろう塗り
4.電飾
5.紙貼り
6.3ー4の軌跡
7.おわりに

1.はじめに

2年次の行灯責任者×7名(針金講師、針金職人×3、色塗り職人×2、支柱マニア)に加えて、
金賞の鬼の顔を作った針金職人など、前年度活躍した行灯職人達に恵まれたクラスでした。
責任者、針金担当、色塗り担当、電飾担当をすぐに決め、構図を考え始めました。
*電飾の職人はいなかったが、物理が得意なT君がいました。彼は電飾未経験にも関わらず、複雑な瀬織津姫を見事に美しく光らせました。

2.構図

2ー1 構図

かなり苦労しました。以下、当デザインに至った経緯を記します。

67th大賞「夏陣」の責任者様をはじめとする先輩方に質問しつつ(本当にお世話になりました)意見を出し合い、アレンジを加え、一つの構図が完成しました。

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しかし、この構図には以下の欠点があるため、再び考え直すことにしました。
・充填率の不足
・三次元空間でのx軸、y軸、z軸どれにも平行
・普通すぎる
この三点は行灯のデザインに迫力を持たせる時、特に気をつけてほしい!
最終的に、56th大賞「洛水の女神」55th大賞「土蜘蛛死ス」のようなメイン一体型に決めました。
そして、針金職人が多い3-4にしか作れない空前絶後の斬新な行灯を目標に、行灯主要メンバーで毎日遅くまで考え、ついに納得のいく構図の完成です!

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支柱、揺れ、電飾、充填率、全体的な難易度 に加え、パッと見で他人が理解できるか?を重視しました。
例えば、水を外側に配置することで 水の流れがひと目で理解できる、シンプルかつ洗練されたデザインであればあるほど迫力が増していくということにこだわり、無茶だけはしないようにしました。
瀬織津姫は比較的複雑な構図なので、クラスの力量や特徴を把握することが何よりも大切でした。
もうひとつ意識した事は、 行灯の「勢い」です。
過去の迫力のある行灯の多くは「勢いの向き」がある(特に、55th大賞「土蜘蛛死ス」は鳥肌もの)
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近年は多体が流行っているが、多体であればあるほど勢いの向きは表現しにくくなります。

2ー2 柄・配色

特に、着物のデザインにはとても苦悩しました。行灯主要メンバーのアイデアが尽きるほどに…..
49th大賞「シャクシャイン」66th大賞「紅葉狩」の鮮やかな色使いを超えようと、暖色・寒色などを意識し、柄の種類も考えつつ、全体的にぼやけないような着物の柄を考えた結果、ねぶたに匹敵する蝋を駆使した柄を着物に取り入れることに成功しました!

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「こんなに蝋を使う暇あるのか?」と不安を覚えたが、H君ら色塗りメンバーが試行錯誤しなんとか間に合いました。
初の試みを挑戦するには多少の勇気は要る。しかし、案ずるより産むが易し。やってみれば案外上手くいくものです。
後輩達にはどんどん新しいことにチャレンジしてほしい!

2ー3 支柱

先述の通り、構図を何度も変更したため、支柱を考える時間はあまり無かったです。
しかし、 絶対的安定感なくして大賞はない!絶対に揺れないよう補強に力を入れました。
ただ、どんなに補強を入れても、木材の「しなり」により多少の揺れがある…..
それを軽減するため、 縦に立つ長めの支柱全てに、それらに寄り添う形で 木材をもう一本入れました。
この補強はかなり有効なのでぜひやってみてください!当日全く揺れません!
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2ー4 紙粘土模型

GWの午前中を使ってかなり大きめの紙粘土模型を作りました。(材料費3000弱)
手よりもヘラで粘土の塊を削って造形していくほうが上手くできると思います。
*構図が変わったこともあり、結局はイメージを固めることくらいにしか役立たなかった
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2ー5 設計図

瀬織津姫作成行灯チームには何でも描ける最強の絵師がいました。
(彼は針金職人なのだが、構図の原画、柄の下書き、設計図を全て完璧に仕上げたまさに天才である。)
甲乙人さんの顔の作り方の記事(顔担当は必読)に設計図を書くことが大切とあったため、顔5個を差別化するためにそれぞれの設計図を描きました。
これにより、顔を上手に作れるだけでなく、顔のパーツのバランスで迷いがなくなるので、圧倒的に作業効率が上がります。

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3.色塗り

作業の流れ
色の調合( 1週間弱)
色紙作り・紙貼り始め( 1週間弱)
行灯本体塗り・ろう塗り(出発直前まで)

3ー1 色塗り

人員について

職人の人数
はじめは専属3人程度で間に合います。大人数ではイメージの共有が難しくなり、試行錯誤をする際うまく進みません。
色塗りに向いている人
色ムラを絶対に妥協せず、出さないように試行錯誤できる!
この心がけさえ保っていればいいです。
また、絵が上手い人・配色などの美的センスがある人には、何が何でも色塗りに参加してもらおう!

制作時の留意

色の塗り方
スポンジ状の道具使用(俗にいう、ポンポン)
ハケ使用
以上2つが主流ですが、おすすめは後者
色紙一枚の完成速度が前者より格段に速い。その差は約10分以上!(※厳密に測ったわけでないが)
また、後塗りにも応用できて使い勝手が良いです。
ただスポンジにしか出せないグラデーションの雰囲気もあるため、これらを使い分けられるとベスト
(鬼の着物の深青はすべてスポンジを使い、グラデーションを表現した)。

道具について

○使用したもの
・ハケ
モノタロウという通販サイトにて、¥200~400円の万能筆を15~18本ほど購入しました。モノタロウ 刷毛
安すぎると毛先がすぐ摩耗したり抜けたりするため、ケチってはいけません。
また、ハケは丁寧に管理すること。毎度しっかり洗い、水分を取り、新聞紙に挟んで保管しましょう。
・塗料
スクールガッシュが主流だが、青と紫の色は[ターナー]というメーカーのものを使用しました。
ターナー公式サイト
みつはしにも売っており、スクールガッシュよりも発色がよく、色ムラも少なく抑えられるおすすめの塗料です。
ガッシュよりも100円ほど高いが、ドロっとしているため 水で溶けば、1瓶あたりガッシュと同じ量使用できます。
・紙
すべて奉書紙を使用。みつはしで買うと高いため、通販サイトで買うのがおすすめ。
×使わない方がいいもの
・スプレー缶
・エアブラシ
スプレー類は高価であるうえ、外作業には向いていないため おすすめしません。
エアブラシは使いこなせる人が居ればラッキーで、無理に使うものではありません。
事前にエアブラシと蝋塗りの実験をしていた(ここで蝋の特徴と扱い方を把握できた)が、エアブラシは 電源をテントに持っていけない状況では無理があると判断し、断念しました。

色の調合について

ガッシュ:水=2:3が基本。しかし色の種類や塗料の調合により比率は変わるため、自分たちで比率を見つけて欲しいです。
水色や赤、黄色は塗りやすい一方で、紺色や紫色がムラができやすく、難しい色だと感じました。
ムラが出やすいと感じた色は「ターナー」を使用しました。 調合作業は地道だが非常に重要、絶対手を抜かないこと。

色紙作り

塗料ができたら単色で出来上がりの早い部位に貼るもの優先で色を塗っていきました。
私たちは、鬼の持つ布の黄色>人、鬼の肌色>着物の袖、袴 の順番でハケを使用しスピーディーに大量生産しました。針金職人と頻繁に色のイメージを共有することが重要です。
模様がつく部位やグラデーション、曲線が複雑な部位は白い紙のままで(色紙との境界線は上から塗りつぶしても大丈夫)
そして最後に、模様や蝋点を入れて完成しました。

3ー2 ろう塗り

必要なもの

・電熱器
電熱器はIHがおすすめ。持っている人に借りよう。また、コンロは生徒会で借りられます。
I・H対応鍋
セール品を狙おう
・粒状のパラフィン
インターネットで購入すると、たくさん入っているのでお得。パラフィン通販
・魔法ビン
蝋塗りの最強アイテム!ろうが固まらず長時間使える。この方法は天才的。
・ナイロンorろう塗り用の筆
・マスク

ろう塗りのポイント

目・歯・着物の柄・後ろの波 にろうを入れました。
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*写真は実験段階です

このように塗ったら紙が透明になります。すぐに乾くので素早く、重ね塗りは厳禁。またひっかくと白くなるため気をつけよう。
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上から色を塗ると、ろうを塗った部位だけ色が付きません。これがろう塗りの目的。ろうで抜く模様は細心の注意を払って塗ろう。

注意点

ろうは教室内で溶かすため、窓際で換気をして休み休み作業しましょう。
アツアツ(約120℃)のろうをこぼさないように注意すること。3-4には、当日に足にこぼして大変なことになった人がいます…..

ろう塗りは3年生になるとほぼ必ずやります。これを上手にやることで周りのクラスと大きな差をつけることができます。

4.電飾

作業開始前

デザイン決定後、原画などの電球を入れたいところに印をつけ、どの電球を結んで回路を作るかを常に考えていました。おどろおどろしいデザインが映えるように、昼白色多めで発注、上限が140個くらいなので1回路あたり14個の電球で10回路つくる方針で計画しました。

1日目

レセップ作りに人を費やしました。電飾と、手の空いている色ぬり班の5人で分業し、はやくもレセップを全て作ることができました。

作業前半

レセップの取り付け。土台と針金の作業の度合いをはかりながら、完成したところにできるだけ素早く、取り付けていきました。
ラグビー部開放のときは、誰よりも早く駆けつけて、ダンボールいっぱいの電球をかっさらいました。その中には、より大きい電球や、長い電球など、変わり種の電球があり、とても役に立ちました。ラグビー部を有効活用することをオススメします。

作業後半

瀬織津姫は、構造上電球を飛ばす場面が多く(鬼以外の人物の顔、袖の部分、波、鬼火)回路がややこしくなったので、一度図面で整理しました。紙貼りも進んでいくので、電球の色は色塗りの人や責任者と話し合って決めました。

留意点

テスターや発電機のテストはできた回路からなるべく早くやっていこう。
防水レセップを飛ばすときは針金にくくりつけた上から、さらに絶縁テープで固定してポロっと行かないように気をつけよう。
普通のレセップを飛ばすときは、四点でしっかり固定して、揺れないように心がけよう。
私は途中でプラグ付きのコードが足りないことがわかったため、ホームセンターでプラグのみを買って直接繋げました。配線コードは、6つ差し込む口があるものを2つ使いました。

反省

○良かった点
全ての電球が点灯した。
特に袖のところの発光は、想像以上に綺麗だった。鬼や人の目の光もとてもよく光っていた。
×反省点
甲乙人さんも書かれているように、細かいところの発光がイマイチ。
実際、鬼の髪の毛はもっと光らせるべきで、逆に手の形をした波のところは電球が手前にありすぎて、指先まで光が届かなかった。
後ろの波では、電球が近すぎて見えている。もっと自然な光り方をするよう、工夫するべきだった。

最後に

LEDテープを使う案は、予算会議の時点で出てたのですが、実力が未知数で、費用もかかることから、見送りました。電球の飛ばし方はマニュアルに沿って、四点で固定するようにしたが、後に本場のねぶたを見たら、太い針金で一点で固定する方法があることがわかりました。北高の行灯にもこのような技術が応用されたら、表現の幅が広がるでしょう。
電球の色は、袴の赤いところ、鬼持っている布、髪の毛以外は全部昼白色。鬼の青色や、人の怨念の冷たい感じが他の行灯にはない魅力です。

5.紙貼り

器用な人が全体的にかなり多かったので、紙貼りは丁寧かつスピーディーに進められました。
紙貼りが綺麗にできるよう以下の3点を意識しました。
手で紙をちぎることは絶対にしない
眉毛を整える用の小さいハサミ、またはカッターを必ず使う
貼った後、紙にシワなどができたら根気よく貼り直す
特に小さいハサミを使うのは画期的な方法で、紙貼りが苦手な人でも圧倒的に綺麗に貼ることができます。アークスなどで大量に買っておこう。加えて、奉書紙を使うことをオススメします。ロール紙と違って、紙がしっかりしており、紙貼りが綺麗にできます。
最後に、一番自慢の袖の紙貼りです。
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6. 3ー4の軌跡

行灯作業初日

スタートダッシュの速さにこだわり一番早くテントが建ちました。テントを建ててすぐに土台作りは5人、針金担当の3人は1人1つずつ顔面、他の針金担当は1人1つずつ手を作り始めました。また電飾担当+色塗り担当3人でレセップ作成、他の色塗り担当3人ほどで色作りを始めた。この時点でどこのクラスよりも群を抜いて、作業に早く取り組んでいました。あらかじめ描いておいた設計図のおかげで顔面の鼻と目は難なく完成しました。支柱は2、3本立っていたくらい。しかし支柱には人を割かなかったためか、初日の時点で周りのクラスに遅れをとり、少し焦り気味でした。
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2日目〜10日目

顔1つ目がほぼ完成し、メインの鬼の顔は大きすぎたため作り直し。残念!!

ここでアドバイスとして針金担当は1人1つメジャーを持つべきです。デザインの縮尺を測っておくことはかなり重要だと思います。またもう一つ、顔は大きい方が良いという傾向にありますが、バランスを考えて作らないと元も子もありません。迫力、全体的なバランス、美しさ、その他諸々の重視するものによって顔の大きさは変わることに注意しましょう。9日目くらいから1組が最初に紙貼りを始めかなり焦り出しましたが、計画通りに進めていました。
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11日目22日目

11日目に、紙が貼りやすい鬼姫の持つ布の背面から紙貼りを始めました。この時期は進行スピードが遅くなる、中だるみの時期です。3-4でも顔を作っていた主戦力の一人がインフルエンザで一週間ほど休んでしまうという大変なことがありました。他にも何かしらのアクシデントが起こり、一時作業のスピードが落ちてしまいました。このような時期でも、絶対に完成させるという強い意思を持ち、何日目までにどこまで完成させるという目標を立てて、1日1日しっかりノルマをこなすことが大切です。踏ん張りどころでした。ペースが回復してきたのは、18日を過ぎたあたりからで、この時期になると、今まで作業にあまり力を入れてくれなかった人も、才能を発揮して頑張ってくれて作業速度が飛躍的にアップしました。

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23日目〜当日前日

いよいよ作業が大詰めの時期に入りました。針金で作る部位は残すとこ鬼の前身頃、袴、鬼火。メインの作業は4体の顔、水の手の紙貼りでした。人数を割いて、とにかく色紙を貼りまくりました。顔はまだ楽なのですか、水の手の紙貼りがとても難しかったです。
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ひたすらにぐにゃりと歪曲した格子に紙を貼っていくのは、忍耐を要します。さらにこの時期は雨が多く紙貼りには最悪な気候で、死ぬほどストレスが溜まりました。(それでも受験期のストレスと比べれば随分マシでしたけど…..)当日前日には全体の2/3が完成し、鬼火の紙貼り、袴の作製と紙貼り、大部分のロウ塗りを控え当日を迎えました。ペースは早かったですがかなり厳しい状況でした。
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当日(作業)

ついに当日を迎え、いつにない緊張感のもと作業を開始しました。
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一番の強敵は鬼火の紙貼りでメンバーの半分を費やして、とにかく貼りまくりました。また水の手や顔の接続部分の穴隠しが大変で、「いくつ格子を作ったんだ一体!」と叫んでしまうくらいでした。袴は責任者O君の天才的技術で完成しました。袖の立体的作りと相まって本当に感動したことを約一年経っても覚えています。ロウ塗りは、パラフィンが足りなくなっていたところ5組のとある紳士が大量に授けてくれました。本当に彼には感謝してもしきれないです。しかし、ここで大アクシデント発生。ロウ塗りメンバーの一人が足にロウをこぼし、病院へ行くという事態が発生しました。皆でとても心配しましたが、無事行列に参加することができました。これを読んでる在校生も十分気をつけてください。

当日(行列)

作業で汗を流している間に日が暮れていき、いよいよ写真撮影を終え、出発の準備を始めました。死に物狂いで、鬼火と水の手の色ぬり、紙貼りや針金、電飾の最終確認をしていざ、出発しました。行列途中、明らかに路上の人たちのウケがまわりと違って、大賞を確信していました。クラスの大きな努力が実った感じがして、とても嬉しかったです。その後は、問題なく行列を終え、学校に戻ってきました。
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その後

翌日、確信していたとはいえドキドキの結果発表でした。『行灯大賞は3-4組です!』という発表があった時には、皆で、叫びました。
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その後、旭川烈夏祭りに行くトレーラーに載せられる時、コンテナを閉めて行灯が少し潰される、バキバキッという音を余韻に僕たちの全てを賭けた短い青春が終わりました。
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おわりに

この記事を最後まで読んでくれてありがとうございました。3-4はもともと行灯オタクに恵まれていて、死ぬほど真剣に製作に向き合い、行灯メンバー全体の士気が高まったことで大賞を掴みました。おそらくそのことが一番の勝因です。行灯製作で最も大事なのは、製作を通じて真剣にクラスの仲間とコミュニケーションができることにあると思います。特に三年生は最後の学校祭なので、クラスで何かに取り組むのは最後だと思います。たとえ技術者が少なくても大賞を目指す意識を共有して取り組めば、クラスの人たちと密度の濃い時間を過ごすことができ、きっといい体験になると思います。これの記事を書いてるのは、ちょうど2018年度の作業が始まった頃ですね。今後の大賞が楽しみです。この記事を見て参考になることがあれば幸いです。

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