2014/07/20 (Last Update: 2014/08/01) 編集履歴
メリット
・迫力
・たくさんの物体を作れる
・他クラスとの違いが出せる
デメリット
・針金、その他材料費が高い
・仕事量の増加による時間の厳しさ
・計画が大変、煩雑
で、実際作るとなった時、気をつけたい点をいくつか。
まず計画段階ではこれでしょう。ここがあやふやだと完成しません。これは二面構図に限ったことじゃないですが。表、裏は普通の絵ですが、問題は横です。できれば横からの図をきっちり作って置いたほうがいいと思います。奥行きがない中に二面詰めるわけですから、もしかすると無理のある、薄っぺらくした物体が出てくるかもしれません。そうなったときに、どうやってそれをごまかすか、また、表と裏の境目をどう処理するか、などのために、横の図は事前に考えとくと作業が楽だと思います。
「物を作るときはときどき一歩引いて見ろ」これは僕がよく親から言われたことです。何が言いたいかというと、作業していると細かいところはしっかり作っても周りが見えなくなってバランスが悪くなる、ということへの予防策です。ところで、僕の頃と変わらなければ、行灯テントは基本前しか開きません。つまり、二面行灯では片面しか引いて見れない、ということです。このことを頭に入れてどっちの面がよりバランスに気を配るか、どっちの面に資材をより運ぶか、などを考えてテント内での前を決めましょう。横幕取れば後ろも見えるじゃん、って思いますが、いい感じに斜めの鉄パイプが邪魔してくれます。
ただでさえ少ない(と僕個人的には思ってます)奥行きを半分にして作るわけですから、当然真ん中辺りの密度は大変なことになります。支柱、針金までならなんとかなりますが外を作った後に真ん中の紙貼り、はおそらく不可能なはずです。なので、作っていく順番をきっちり考えましょう。基本的に真ん中から作るのがいいと思いますが、構図によって変わるので頭の中でシミュレーションを行ってみて決めましょう。
次に気をつけたいのは電球です。乱暴に言えば、針金、木材、紙などは金をつぎ込めばいくらでも使えます。しかし、電球はそうはいきません。発電機の限界があるからです。140個、冒険しても150個が限度でしょう。この150個を上手く全ての物体に割り振らなければ電飾の評価が落ちてしまいます。(これは盲点でした。筆者は鳥居に電球を入れすぎたために表の狐を上手く光らせる事が出来ない、という致命的なミスをしてしまいました。)
なんだかんだいっても一番はこれかもしれません。ただでさえぎりぎりまで作り込む行灯を、2体とは言わないまでも1.7体ぐらいを一カ月間で作り上げるわけです。責任者さんは常に先を見据えて指示を出さなければいけません。(責任者をやるような人はおそらく頭などの重要なパーツを任されていると思います。なので責任者はかなり作業が重くなります、と責任者が申しておきます。)
ざっとこんな感じでしょうか。かなりハードですが頑張ってくださいね。
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