資料はこちら→色塗り・紙貼り・墨入れ講習会資料(65th)
セクションごとに補足していきます。
正直どうでもいいけど一応補足。
行灯講習会の講師はスカウト制です。3年生の元生徒会の人間たちが、「行灯講習会の講師やらないか?」と誘ってきます。誘われたら強引に講師にさせられます。
ちなみにご褒美はありません。残念。
デザインと土台・支柱と針金と電飾と色塗り・紙貼り・墨入れの5人が選ばれます。運良く?スカウトされたら引き受けてあげてください。
自分がやるよ!っていうやる気と技術と暇な時間のある人は生徒会の人に声をかけたらいいかもしれません。
講習会はデザイン→土台・支柱→針金→電飾→色塗り・紙貼り・墨入れの順で行われますが、
今年の色塗り・紙貼り・墨入れ講習会は高体連と重なってしまいました。(>ω<)
しかも、色塗り・紙貼り・墨入れ講習会は内容が濃いのに
「目標30分程度で終わらせて~」なんて言われてしまい、かなり端折って説明しました。
奉書紙について
65th 3-8 は奉書紙で紙貼りしています。
スクールガッシュについて
普通の色は1つ 400ml 入り。大体2倍~5倍に希釈して使います。
・色ムラのチェックは塗り終えた後に紙を持ち上げて太陽の光に透かしてみればすぐに分かります。
・逆に色ムラが味を出す場合もあるのですが、これは特殊な例に限ります。
・インクの継ぎ足しはお勧めしません。継ぎ足しするときに色が変化してしまうと良くないです。
あらかじめ大量に調合しておきましょう。
・クリアファイルは、たまに来る予備校の宣伝で配っているファイルでもいいと思います^^; 予備校の人ごめんなさいw
ハサミ、カッターで容易に加工ができる、ファイル自体が薄いので色塗りの時に塗りやすいという点からクリアファイルが一番いい型づくりの材料になります。
個人的に墨入れと同じくらい楽しかったです。
行灯に関係がある絵を描くことが多いと書きましたが、別にそれに縛られる必要はないです。
筆者としては行灯に直描きするなら遊び心を持ってほしいと思います。
学祭の季節が夏だからって春、秋、冬をイメージさせるものを描いてはいけないとかそういうことは無視してください。
あくまでも現実世界を離れたファンタジー、想像の世界ですから自由にやりましょ。
書道部の人は本当に能書家です。クラスに書道部の人がいるなら活躍させないと損だと思います。
・エアブラシは安くても 3000円はします。
うまくやればスポンジでも「エアブラシもどき塗り」は出来ると思います。
・ドリッピングを施した部分はちゃんと説明すると65th 3-6 裏面の白い部分(正面から見て左側)です。
後で見てみるとちょっと薄かったと思います。(’-ω- `)
別の応用として、霧吹きの中身をインクに入れ替えて吹き付けるとかやってみたらいいかなーと思います。
もっと奇想天外な色塗り方法お待ちしております。
常識にとらわれたり、リスク回避は面白くないです。(かくいう私もリスク避けがちですが)
興味があればモダンテクニックとか調べたら面白いと思います。
作業手順は適宜入れ替えてもいいと思います。
筆者はボンドを塗ってから紙を押し当てる派ですが、ボンドを塗る前に格子の跡を紙につけることで格子のサイズを把握する人もいます。
通常の紙貼りより、紙の廃棄率が高くなり、消費量が激しいので、柄ものの紙は多めに作ってもらっておきましょう。
時間的には通常の紙貼りの1.5 倍くらい時間かかります。
・他にも針金の谷の部分に沿って描くことによって針金の立体感を強調させる効果を得る方法もあります。
・白髪は先端に少し残す程度で。あまりにも白い部分が多いと残念な感じになってしまいます。
私のクラスでは、狐は最初目の部分を針金で形を作りませんでした。
紙貼り終了後、目にあたる部分の紙を破り、針金を切断したあと、そこに目の形に切り取った紙を貼る、という手法を取りました。
この方法でやると、目の位置や大きさでミスする確率が激減します。
・筆者の名前はマニュアルから消しました。あまり個人情報載せたくないので。
65th の人なら誰かわかるでしょ。ヒントは九尾の狐。
・どうしてここ数年、行灯講習会の資料が生徒会室のパソコンに眠っているだけだったのか不思議。
良き伝統はしっかり伝えていきましょう。
・マニュアルは、あくまで基本事項を記入しただけであって、必ずこの通りにやらなければならないわけではありません。
芸術において表現は自由ですから、いろいろな方法を試してみるといいと思います。
・「行灯大賞の法則」。こんなの存在しないですから。
むしろ法則なんてあったら、みんなそれに従って作って、同じような行灯ができて面白くないよ。
・何より行灯製作を楽しもう。これに尽きる。
「想像力」を「創造力」に変えて。自分たちなりのこだわりをもって、楽しんで製作できる人たちこそが本当にいい作品を作ります。賞はあとからついてきますから。