スプレーについて





予備知識


65th3-8では色塗りの一部(馬、裏面の黄色い狐)にスプレーを使って仕上げました。なぜスプレーを使ったかというと

ねぶたで使っているから


ねぶたはやはり憧れですし、北高生の永遠の目標ではないでしょうか。ねぶたはだいたいスプレーで色を後塗りします。
たとえば

/files/images/fullsize/1407399425864-DSC4349.JPG
着物と墨入れの間だったり


/files/images/fullsize/1407399423524-DSC4372.JPG
龍のうろこだったり


/files/images/fullsize/1407399423524-DSC4353.JPG
ちょっとした襟などもこんな感じです。


/files/images/fullsize/1407399425884-DSC4348.JPG
拡大するとこのようになっています。

このようにスプレーを使うメリットとしては
 ・グラデーションが容易に出せる
 ・色ムラが出にくい
 ・作業が楽
デメリットとしては
 ・機材の準備が大変(高価、細かい手入れが必要)
 ・スプレーをしている間その場所一帯で作業ができない
などが挙げられるでしょうか。

機材

エアブラシ

おそらく使うとすればここに行きつくでしょう。ねぶたでもこれのようです。僕たちもこれを使いました。

特徴
・細かい粒で吹ける、すなわち綺麗
・噴射範囲などを調節できる
・高価(およそ6000円~)
・手入れが必要
・エアのソースが必要(後述)


留意点


まず、エアについてです。エアブラシはその名の通り高圧の空気によって作動します。そのため、この高圧の空気となるものが本体のほかに必要となってきます。


その1 コンプレッサー
かなり大型の機械で(発電機ぐらい)、コンセントにさして使います・・・ということでお気づきだと思いますがおそらく行灯には不向きです。さらに高い。(実は学校にあります、つかわせてくれないかなぁ。※2014年の時点では)

その2 エア缶
空気のたっぷりつまった缶です。普通のラッカースプレーのような外見です。持ち運べるので行灯ではこっちを使うことになる思います。容量によりますが小さいもので700円ぐらいの値段です。が、結構すぐなくなったりして、何本も使ったりとなると、コスパが悪いのが難点です。


使う際は、説明書をよくよめば問題ないと思いますが、塗料の濃さに注意してください。若干スポンジ塗りより水っぽくしたほうがいいと思います。濃いと中で詰まってしまいます。


手入れをきちんと行わないと中で塗料が詰まり、使えなくなります。使った後すぐ行いましょう。

霧吹き

僕が一年の時に使ってみました。

特徴
・粒は大きい
・安い
・手入れ不要、使い捨て感覚で使える


留意点


きちんとした塗料用のものではないので先端から液だれします。また、粒が大きいために水加減を間違うとすぐに垂れてきます。細かい所はまず無理です。

使うとき

・周りに人がいるとその人が悲惨なことになります。風向きによっては本人も餌食になります。
・15cmぐらい離して吹きましょう。近すぎるとムラができます。
・絶えず手を動かしましょう。これもムラの原因です。
↑の二点に気をつければほとんどムラはできません。

敷居は高いですが使えばぱっと見は地味ですがとても綺麗な色塗りができます。挑戦してみてください。


コメント一覧

コメントを書く

作成