顔の作り方②

2017/09/19 23:25:43 の更新
11# はじめに
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33この記事は顔の作り方②です。
44[第1回顔の作り方](http://satsukita-andon.com/article/17)は北村蓮明さん作「不動と竜王」(2003年版) を参考にしたものでした。アレンジしすぎてあまり似てないですが。
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56今回は竹浪比呂央さん作、2013年の青森菱友会のねぶたである「[津軽野萩ノ台合戦 奮戦 安東 堯季](http://www.nebuta.or.jp/archive/nebuta/2013ryouyuukai.html)」の向かって右側の人物 (堯季?) の顔 (面) を作ってみたいと思います。
7……とする予定でしたが、2017年度の灯雪会で作った行灯『夜泣き蘇鉄』の人間 (森蘭丸) の顔の作り方を説明します。
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9[![/files/images/fullsize/1505830376958-IMG1920.JPG](/files/images/thumbnail/1505830376958-IMG1920.JPG)](/files/images/fullsize/1505830376958-IMG1920.JPG)
10(横になっているのは後で直します)
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712どうして顔の作り方をまた載せるかというと、最近顔の作り方①を参考にしているんだろうなという行灯が増えてきて、多様性がなくなってきているように感じるからです。また、①の顔を参考にしすぎているために場面や人物イメージにふさわしくないような顔になってしまっている行灯も多く、じゃあ①とは雰囲気の異なる作り方も載せておくかと思った次第であります。できれば、顔を作る過程における①と②の共通部分から、どんな顔にも対応できるような作り方・考え方を身につけてほしい (そして自分もそれを身につけたい) と思っています。
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9このねぶたを選んだ理由は以下の2つです。
14森蘭丸の面は、①とは以下の異なる点があります。
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111. 顔の作り方①とは違う系統の作者
12 - 個人的に、竹浪比呂央さん風の面を作ってみたかった
132. 口を閉じている面だった
143. なんとなくスッとしている
16- 口を閉じている
17- 髪つき
18- 竹浪比呂央さん系の面
19- シンプルで①よりも簡単 (と思われる)
20- 接合まで解説可能
21- わりとよくできた
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16また、最近の行灯を見ていると髪や顎から首にかけての部分に苦戦しているような気がする (し、自分もよくわからない) ので、今回はその部分も含めてみようと思います。
23では、どうやって作ったかについて解説していきます。
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18<del>たぶん9月から作りはじめるので、楽しみにしていてください。</del> 延期します。未定です。嘘ついてすみません。
25# どんな人?
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27まずは作りたい顔がどんな人かということを調べましょう。
28今回は森蘭丸ということで、「若くてイケメン」ということでした。
29「森蘭丸」で画像検索してみるといろいろ出てくるのですが、
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31- よく子供がしているちょんまげ
32- 前髪がある
33- イケメンなので鼻高めであまり膨らませない
34- 特に戦っている場面でもないので口は開かなくてもいい
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36というようなイメージで作りました。
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38# 設計
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40## 面
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42面については今回は正面と横顔しか描いていません。針金の線も特にいれていません。
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44(TODO: 写真)
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46この程度しか描いていませんが、これは私が顔作りに慣れているからなので、慣れていない人はもっとちゃんと描いたほうがいいと思います。
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48## 髪
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50なびく方向: どちらでも。今回は蘇鉄の葉っぱの向きから風が左から右に吹いてそうだったのでそうしました。
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52(TODO: 試行錯誤している写真)
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54## 大きさ
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56非常に重要。今回も失敗寸前でした。 (TODO)
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58# 針金
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60## 面
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62(TODO: 写真)
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64## 髪
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66## 接合部
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68# 紙貼り
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70# 墨入れ
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72## 面
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74## 髪
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76# ロウ塗り
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78ロウを目に入れる理由は、主に目に間違って色が入ってしまわないようにするためなので、最初にやるべきなのですが、なぜか最後にやってしまいました。
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80# 隈取り
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82茶色の色ミスりました。
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84# 色塗り
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86# 接合
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88数カ所縫います。
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90これで完成
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