講評 |
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仕掛人
- 今のところ多くの行灯職人達から『歴代最高傑作』と絶大な評価を得ている行灯。確かに全てにおいてパーフェクト。針金の精密さと迫力、電飾の驚異的な明るさ(バッテリ16個積んだという噂を聞きました(汗))、そしてこの神業ともいえる色使い…もう全てがパーフェクト。ただ幾つか期になった点があります。まず、手が全体的に見て少し小さめで弱い気がします。もう少し力強くてもいいのではないかと。あと武器です。武器の先っぽの黄色い部分が平凡で何か勿体無いという感が否めません。これだけ色が上手いのならば、この黄色い部分に何か模様や柄を入れたりしてもいいのではないだろうか、と思ってしまいました。というのも、過去の作品で斧(オノ)の刃の部分に模様を描いていて非常に成功している作品がありましたので。墨入れが無いのが気になりますが、このメリハリのある柄ならば全く問題ないです。ホントこの神の色を塗った『伝説の色師』に会ってみたいものです。
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遊び人
- この作品がなかったらこのページは存在しなかったかもしれません。そのくらい僕に強い影響を与えた作品です。46th関羽とともに僕の永遠の憧れです。まさにパーフェクト!!!行灯史上最高の作品だと信じています!!!!
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甲乙人
- やっぱりめちゃくちゃ上手いですね…10年以上経ってもこの作品は傑作中の傑作です。
蛇の墨入れ・柄の塗り・美しい針金の線・全くミスのない電飾・力強く精密な面…などなど、もうすべてがすごいです。 特にこの蛇の墨入れを初めに見たときには、写真だったのにも関わらず鳥肌が立ちました。実物ならもっと圧倒されたと思います。
仕掛人さんが手の大きさについて書いていますが、私は手の大きさについてはこのくらいでいいと思います。斧を握っているわけですし。ただこの手はなぜか子供っぽく見えてしまいます。おそらく墨入れがなされていないのと指の長さが短い (指が丸く作られている) せいだと思います。 あとは確かに墨入れが蛇と顔・髪以外されていない点が気になりますが、もうそれ以外はほとんど完璧なので十分です。むしろここまで完璧に近いものをどうやって作ったんだろう…という気持ちです。
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