クラス 55th3年3組
タイトル 巫儀巡礼
銅賞
紹介文
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講評
仕掛人
もしこの作品が違う時代に生まれていたら間違いなく大賞を取れていたでしょう。それくらい素晴らしかった。特に、『人・虎・蛇の構図』・『虎の迫力』・『虎と蛇の模様』・『柄・絵の美しさ・豊富さ』・『人・虎・蛇、三つ全て大成功している点』が本当に素晴らしかったです。蛇・虎・人の超難題とも言える構図でこれほど成功しているとは、まさに圧巻。三つも顔を作ればどれかは失敗してしまうリスクが高いのですが、このクラスは三つとも見事に成功させている。『人・虎・蛇の顔の針金のつくり』・『虎と蛇の模様』に関しても神業としか言いようがない。特にこの虎に関しては『過去の虎の中で最高傑作なのでは?』との評判が高く、間違いなく行灯の歴史に名を刻んだ虎であろう。また三体だと狭くて窮屈になる可能性があるが、この行灯は空間の使い方・構図の使い方が巧みであり、勢いと迫力が出ていた。絵や柄も豊富で、蛇が巻きつく発想・右手で握る発想も素晴らしかった。 ただ、電飾で左手と顔と蛇の頭が暗かったのが残念でした。今年は電飾のレベルが高かっただけにそこの部分で少し減点せざるを得ませんでした。