クラス 65th2年3組
タイトル 厭離穢土
金賞
紹介文 煩悩に穢れた現世を嫌う、1人の男がいた。勇敢にも、猛然たる虎・翼をも生えた蛇に立ち向かう。果たして、男が求める平和な浄土へは辿り着けるのだろうか?迫力ある3体の顔、鮮やかな色づかいなど、行灯への熱い思いを詰め込んだこの作品をお楽しみ下さい。
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講評
細工人
よく光を通していて、色がとてもきれいでした。全体の配色のバランスもとれており、2年生のなかで1番華やかだと思います。また、虎の針金や後塗り、蛇の羽などの難しいところも成功していると思います。
主な改善点としては、柄をより複雑にしたり、顔や胴体の角度をもっとつけるなどすると迫力が増すのではないでしょうか。

金賞おめでとうございました!!
ぜひ来年も頑張ってください!
甲乙人
ここが大賞では?という人も何人かいました。構図としては驚きはあまりありませんでしたが、総合的に優れていました。

特筆すべきは虎ですね。今年は虎の多い年でしたが、その中では最も良かったと思います。歴代行灯で最も虎の上手い55th3-3よりは劣っているとは思いますが、あれは神業なのでしょうがないです。あれを超えるものはこれから出ないだろうなと思っていたので、超えられる可能性を示したのはすごいことです。

コブラの方は目が良かったです。不気味で狡猾な感じが表せていました。これから蛇を作るクラスはこの目を参考にして欲しいです。胴体の色は少し薄すぎて色が飛んでいて、翼との落差が大きかった気もしますが、綺麗でした。

最近の顔は薄っぺらいものが多かったのですが、これはちゃんと頭の厚みがあって良かったです。また、良い悪いは好みがわかれるところだと思いますが、眉が漫画っぽくなっていたのは気になりました。

今年の刀の中ではまっすぐなほうだったかなと思います。ぐにゃぐにゃになってしまっている刀は頼りないです。あとは均等に光っていればさらによかったです。

金賞おめでとうございました!