講評 |
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細工人
- 全体の赤がとても力強く、迫力のある行灯だと思います。特に1つ目の鬼にインパクトがあり印象に残りました。白澤という今までにないモチーフも、白・青・金の3色が映えていていると思います。また、それぞれの顔が整っており、腕などの肉付きがいいのも良いところだと思います。
残念なところとしてはやはり鬼の服でしょうか。色が濃く暗くなってしまったところが惜しかったです。また、刀の色がくすんでしまっているところももったいないと思いました。
金賞おめでとうございました!! 来年もぜひ頑張ってください!
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甲乙人
白澤、一つ目の鬼という、北高行灯ではおそらく初めての題材でした。
一つ目鬼について、顔がかなり上手かったです。ちゃんと下を意識しており、迫力がありました。特に口の形が良かったですね。鬼の「ニタリ」という感じが出ています。鬼が赤いので口の中の赤と同化してしまう可能性があったのですが、ろうを塗っていることでうまく口の輪郭を強調させることに成功しています。素晴らしいです。髪の感じもかなり好きでした。 顔の前のスペースが空いていたので、もう少し上半身を前に傾けると良かったかなと思います。
右下の人について、顔の眉上半分が刀で隠れてしまったのがもったいなかったです。また、左足を出したのはいいのですが、ちょっと貧弱すぎるかなと思います。 刀なのに丸く、棒のようになっていたのも気になりました。
配色について、こちらは2-3とは対照的に、全体的に濃い色で勝負していました。 濃い色は、ムラができやすくかつ夜に形がわからなくなるなど難しいのですが、特に大きな失敗がなかったように思います。ただちょっと赤が多かったかなと思います。人の服の色を別の色にしても良かったかもしれません。 白澤は青白金ですごく綺麗でした。
金賞おめでとうございました!
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