講評 |
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甲乙人
- まずは題材がめちゃいいですね!この年いちばん好きな題材です。誰もが知っている、というところがいいですよね。その誰もが知っている花札の中のいろいろな要素を詰め込んでいて、私みたいに歴史に詳しくない人間にも楽しめていい行灯だと思います。配色も題名通り春っぽくていいですね。
針金色塗り電飾すべて高レベルでまとめられていると思います。 物体が置かれているだけ、のように見えるので、躍動感をつけてあげるともっとよくなるのかなと思いました。
あとは、玉が割れてパカっとしているのは、どういう仕組みなのでしょうか!写真を撮るのに夢中になっていて行列中は気づかなかったのですが、あとから見るとパカっとしていて驚きました笑 とても面白い試みですね!最近は動く行灯を取り入れるクラスがちらほら出てきていていいですね。いまはねぶたのような行灯が作られることが多いですが、こうやってねぶたにはない要素をどんどん取り入れていくといつかねぶたを超えることができるかもしれないですね。
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保証人
- 男性の顔は3年生の中でもレベルが特に高かったです。髪(髭?)の感じも好きでした。何と言っても、男性が持っているまりが、行列中に開いたり閉じたりし、中には68thのテーマである「鸞」が書かれていたことが趣があってよかったです。
鹿はめったに取り上げられない題材でしたが、上手につくられていました。胴体の部分があやふやになっているので、この場合は多少作ってもよかったのかなと思いました。 観客から見たときに、鶴と女性の顔が下にあるため、完成度が高いのに少し見えにくかったことが残念でした
普通、歴史上における戦いなどをテーマとすることが多いのですが、この行灯は花札の中に登場する人物・動物をモチーフにして作られていて、新しい題材の切り口だなと思いました。様々な要素が細かく表現されていて、見ていて自分が花札の世界に迷い込んでしまったような気分になりました。 ここまで世界観を表現できる行灯はあまりないと個人的には思うので、このような行灯が今後も出てきてほしいです!
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