クラス 68th3年8組
タイトル 屏風ノ鵺退治
銀賞
紹介文
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講評
保証人
鵺がかなり上手かったです。紫の煙のようなもので屏風から飛び出てきた様子も上手く表現できていました。顔だけでなく、髪や、胴体の針金も立体感がありました。
尻尾である蛇が左側にいる鵺に対して、屏風を通って右側から出てくる発想がよかったです。うねっている様子も伝わってきました。また、黄色系の色が多い行灯だったので、緑がいいアクセントになっていました。

人の衣服の柄が映えていました。体に角度をつけてあげると動きが出て、鵺を退治している状態がより表わせられたと思います。
刀は針金がまっすぐで丁寧でした。鵺に刺さっているということをもっと強調すると迫力が増したと思います(血を表現する、刀を長くするなど)。

屏風が平面のようでなく、折って作られてあり、かなり再現度が高かったです。絵はとてもきれいでしたが、夜光ったときに桜が見えなくなってしまったのがもったいなかったです。おそらく重ね塗りだと思うのですが、はじめに濃い色を塗ると見にくくなってしまいます。
人の顔、鵺の顔・胴体など墨入れを太くするとさらによくなったと思います。
電飾についてですが、全体的に光っていてよかったです。
甲乙人
裏側が息を飲むような美しい絵になっています。屏風はいままでいくつかのクラスがやっていたと思うのですが、一番綺麗なのではないかなと思います。色合いがとても好きです。横や、前から見える側にも柄や絵を描いているのがいいですね!細かいところまで考えられているのが伝わります。

次に鵺です。鵺が大きく目を開いて刀を持つ武者を睨んでいる表情が素晴らしいです。鵺と武者が見合っている場面をよく表現していると思います。北高行灯奥行き足りなさすぎ問題 (いま名付けました) のせいで、鵺も武者も窮屈になっているのは否めないですが…。
あまり目立たないですが蛇の頭もいいですね!目が好きです。

この行灯は全体の統一感というか雰囲気が出ていてとてもよかったと思います。