講評 |
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保証人
- やはり特筆すべきは顔の多さとそのクオリティの高さです。人型の顔が5つもあるとどれか1つは劣って見えてしまいがちですが、この行灯では成功していたと思います。中心の男性の3つの顔はそれぞれ別の人が制作したと聞いたのですが、特に顔だと同じように作るのはかなり大変なので、しっかり技術が統一されていてすごいと感じました。表情もバラバラでよかったです。
一方で、裏面を見ると、男性に描かれた女性の絵や柄が綺麗で、淡い煙(雲?)がたくさん配置されていたので、優美さも感じました。個人的には左側にある浮いた瓢箪なんかがワンポイントでいいなと思いました。
顔の迫力に比べると胴体が物足りないように感じてしまうので、針金の段階でもう少し太く作るか、墨入れを太くする必要があったかなと思いました。また、青鬼が持っている武器も光らせることができていればより良かったと思います。
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