甲乙人の題材アイデア集

はじめに

元は構図の記事に書いていたものの移行先です。
構図の記事では一般的な説明だけにして、こちらは各題材への自分の印象と、自分がよさそうと思った題材を書いていこうと思います。
思いつき次第追加していきます。

迫力 |——–| 優美
王道 |——–| 奇抜
 易 |——–| 難

の三軸で雑に評価します。

伝説・歴史

夷酋列像

迫力 |—|—–| 優美
王道 |——|–| 奇抜
 易 |——|–| 難

アイヌの有力者の肖像画です。
衣装がかなり特徴的です。上手く作れば印象的な行灯になると思います。

人物・動物

不動明王

迫力 |–|——| 優美
王道 |–|——| 奇抜
 易 |—-|—-| 難

ねぶたではよくでてくる題材なのですが、行灯ではあまり見ない気がします。

怒りに満ちた表情をしており、剣を持っていて、体が青く、バックには炎が燃え盛っているので、行灯の題材としてはかなり優秀だと思います。

愛染明王

迫力 |–|——| 優美
王道 |—-|—-| 奇抜
 易 |—–|—| 難

不動明王とは反対で体が赤く、弓矢を持っています。弓矢の分不動明王より難しいです。

私は修学旅行で行灯の参考にするために愛染明王像の実物を見に行きましたが、結局使いませんでした。(言うまでもないですが、修学旅行というのは行灯の資料集めのための行事です。)

愛の仏尊なので、この行灯にお願いすれば恋が成就するとか噂を流せば学プロのとき盛り上がっていいのではないでしょうか。

閻魔大王

迫力 |-|——-| 優美
王道 |–|——| 奇抜
 易 |—|—–| 難

顔の大きさで迫力をだすことが多い題材です。

迫力 |——-|-| 優美
王道 |—–|—| 奇抜
 易 |—–|—| 難

きれいです。59th3-5が代表作でしょうか。

蜘蛛

迫力 |—-|—-| 優美
王道 |—-|—-| 奇抜
 易 |—–|—| 難

蜘蛛は珍しい部類に入ると思うのですが、歴代最高レベルの行灯が2つ(51st3-655th3-6)もあるという面白い題材です。

必然的に暗い色になってしまう(カラフルな蜘蛛もいますが)ので、色塗りが難しそうです。
また、脚も細くなってしまうので、電飾も難しそうです。

その他の虫

蜘蛛・蝶以外の虫はあまり出てきていないと思います。ムカデ(54th3-7)くらいでしょうか。

気持ち悪さを全面に押し出すといいと思います。

蝦蟇

迫力 |—–|—| 優美
王道 |—–|—| 奇抜
 易 |—|—–| 難

いわゆるカエルです。自来也とともに出てくることが多いようです。

蛸・烏賊

迫力 |—–|—| 優美
王道 |—–|—| 奇抜
 易 |—|—–| 難

53rd大賞が有名ですね。

時代・国

武器・防具

銃火器

迫力 |—|—–| 優美
王道 |——|–| 奇抜
 易 |–|——| 難

銃系は行灯だと今までにないと思います。なかなか面白いかもしれません。

ねぶただと2009年の有賀義弘さんの作品とかでしょうか。

フィールド・建造物

クリスタル

迫力 |——-|-| 優美
王道 |——|–| 奇抜
 易 |—|—–| 難

59th2-7がクリスタルを使っています。
クリスタルっぽい輝きを表現するのはそれなりに工夫しなければいけないと思います。

季節・気象

迫力 |——-|-| 優美
王道 |——-|-| 奇抜
 易 |—–|—| 難

これは是非作ってほしい題材です。
木に積もっている雪でも地面に積もっている雪でもなんでもいいので作って欲しいです。
単純に考えると、ろうを使ったとしても白ばかりになってしまいますが、どうにかしてそこの部分を工夫すればかなり綺麗で印象的な行灯になると思います。

その他

複数クラスでシリーズものにする・隣のクラスと一つの作品を作る

迫力 |——–| 優美 (未評価)
王道 |——-|-| 奇抜
 易 |——-|-| 難

これはいつかやってみてほしいものですが、無理かな…と思います。

シリーズものにするというのは、例えば四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)を1クラス一体を担当して作るとかそういうものです。題名も統一感を持たせたり。これは比較的やりやすそうです。

隣のクラスと一つの作品を作るというのは、二つの行灯を並べて初めて完成するようなものにするというものです。これはうまくやるとねぶたのような行灯も作れますが、いろいろな問題があり非常に難しいです。
まずは構図を考え始める時点で2クラスが相当仲が良くないと始まりません。話し合いも難しいです。クラス間の不和が発生すると破綻します。
また、構図的には行列時に左側になるクラスは勢いの向きが反対になるどうしても弱くなってしまい、少し不公平になってしまいます。
行灯のクオリティの差が出やすいのもあります。これはテントが向かい合っていれば2クラスで協力して行灯を作れば (つまり他のクラスの行灯を実際に作る!) 問題がなくなるかもしれません。
審査もどう評価していいかわかりません。審査は1クラスずつ行うので、必然的に完全ではない状態で審査を受けることになります。都合よく同点大賞になればいいのですが、それも難しいです。

例としては仁王像 (阿吽像) を2クラスで一つずつ担当して作るとか。
学プロのとき近くに並べておけば絶対盛り上がると思います。